ちょっと嬉しい出来事があったので、よかったら聞いてください。
LINE VOOMというSNSのショート動画のキャンペーン企画で、優秀賞ほかいくつかの賞を受賞しました!
なんと賞金は合わせて8万円。
びっくりしています。
こんな風に動画を評価されたのは初めてで、嬉しさのあまり、これまでの私と動画制作と制作愛を少し語らせてください。長いです。
まず、学生時代。
私は慶應義塾大学SFCで情報系の授業を専攻していて、様々なクリエイティブ系ソフトに触れました。編集はもちろん作曲なども。中でも印象的だったのが「Maya」という3D映像を制作するソフト。
簡単にいうとポリゴンという立体物で何かを作って動かしたり、視点を動かしたりして映像を作ります。最終課題では学校に寝泊まりして、雪が風に舞い落ちる映像を作りました。当時流行っていたレミオロメンの『粉雪』にあわせて笑!
これが思いのほか評価されて嬉しかったのを覚えています。
そしてもう一つ、忘れられない経験が「ダンス公演の振付師」。
テーマを決めて、曲を選び、振り付け、衣装、照明案など、そしてダンスでもメンバーを引っ張っていく創作者と呼ばれる役割。
共同で担当したので、当時の相方にはとても迷惑をかけつつ、何度もぶつかりながら、ひとつの作品を完成させた日々は今でも私の微々たるクリエイティブの礎となっています。
卒業後はテレビ局に入り、アナウンサーの役割として採用されましたが、東日本大震災が起きて番組への露出機会が減ったこと(これは私が新人で戦力になれなかったことが大きいですが)、体感としては9割が番組制作でした。
番組制作で使ってきたのはファイナルカットやプレミアといった編集ソフト。
でも、そこで学んだのは編集技術よりも「構成力」の大切さでした。それぞれの局で、先輩方に指南いただいたおかげです。
最近は基本に立ち戻って構成を大事にしています。
その後フリーアナウンサーとして関東に移り、テレビ局の報道部専属アナウンサーとしてニュースを読むようになりました。
この時は制作の仕事から完全に離れ、読みに集中できる幸せを感じていました。が、
続けていくうちに、また「作りたい欲」がむくむくと芽生えてきたんです。
そんな私の思いを発散できる場が、SNSのショート動画制作でした。
ちなみに、ショート動画制作はcupcutのようなスマホで使える編集ソフト。これまでの経験のおかげで、移動の電車で粗編して家でナレーション→自動テロップ、という効率よい制作の流れができています。有難いことに商品やサービスとのコラボ、PRのご依頼も多くいただいています。
最初はテレビとSNS動画はまったくの別物に思えましたが、
やっていくうちに、取材・構成・撮影・編集・字幕・BGM・ナレーション…と、実は番組づくりとほとんど同じだと気づきました。
尺やテンポ感の違いはあるけれど、やっていることは伝えるための工夫に変わりありません。
だからこそ、こうした経験が詰まったショート動画を評価してもらえたことが、本当に嬉しかったんです。
見てくださる皆さんに楽しんでもらえるよう、これからも心を込めて動画を作っていきたいと思います。
ただ、SNSをこれだけやっている私が最近感じているのは、
やっぱりリアルにはかなわないこともあるということ。
これからもSNS上では“表現のひとつ”として、無理なく楽しみながら続けていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
この受賞はいつも動画を見てくださっているみなさん、フォローしてくださったいるみなさんのおかげです。
お返しできるよう、マイペースにはなってしまいますが、これからも頑張ります🔥
LINEVOOM さま、この度はありがとうございました!